わからないからはじまる物語もある

これから創っていく協育に対する想いを書き綴るブログ

頭の中がぐちゃぐちゃしているとき その2

< 前回のつづき

見える化していないことによって

なぜ日常生活、特に人間関係で問題が起きやすいと思いますか?

 

ここでいう見える化していない

とは

頭の中だけで解釈している状態

を意味します。

 

 

近年、日常生活で相手と会話をする手段はいくつかあります。

対話

手紙

メール

電話

SNS

などなど

 

どれも一長一短あり、

会話する場面場面で選択する必要があると感じています。

 

たとえば、

遠くにいる人により早く伝えたいことがあるときには

直接会って[対話]することは不向きですが、

話す内容の意図をしっかり伝えたいときには

相手の表情や状況がリアルタイムにわかる[対話]が向いています。

 

このように様々な手段を用いて相手と交流を図る際に、

みなさんならどのようなことを心掛けますか?

 

相手のわかる言葉を用いる

話すスピードや高さ、トーン

会話しやすい雰囲気

など挙げればきりがないと思います。

 

しかし、

どんな手段をとろうが、

どんなことを心掛けようが

共通して抱く想い。

 

それが、

伝えたい、伝わってほしい

わかりたい、わかってほしい

ではないでしょうか。

 

 

大切だと、好きだと思う人には

特に「伝えたい」「わかってほしい」

という想いは強く表れやすく、

 

身近な人や仲の良い人には

「(自分の想いが)伝わっているはず

「(相手の想いは)わかっているはず

と、ついつい思いがち。

たとえば、相手が夫婦・恋人・両親・子ども・親友のとき。

 

実はそういったケースほど、

時には人間関係のトラブルになることが少なくないと、ぼくは感じています。 

 

なぜなら、

これまでのぼくの人間関係のトラブルは

お互いの言ってきたことが

お互いに伝わっている

という幻想から生まれてきたから。

 

面白いくらいに。

客観的に捉えると、笑えるくらいに。

 

 

そんなときによく起きていたパターンは、

会話内でズレを感じはじめる

⇒話せば話すほどイライラしてくる

⇒相手の言っていることがさっぱりわからない(通じない)

「あいつ(あの人)は何を言っても無駄だ! 信用ならない」

です。

 

しまいには、

「信じていたのに裏切られた」

と言われる始末……

 

一体何を信じてもらえていたのでしょう?

 

 

 

上記のパターンに陥るとき、

お互い疎かにしてしまっていたことがあります。

 

それが、

自分の意志を伝え

相手の意志を確認する

です。

 

さらに言えば、

お互いに伝えたことが

相手にどのように伝わっているかを

お互い確認し合う。

 

 

これを怠ったばかりに、

不本意な結末に陥ってきた……わけですが。

そのことに気付くキッカケとなった本があります。

 

最近ぼくのマインドマップ講座を

受講してくださった方はご存知。

 

象の鼻としっぽという、

コミュニケーションギャップのメカニズム

について書かれた本です。

 

象の鼻としっぽ

象の鼻としっぽについての参考記事。

ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術:「象の鼻としっぽ」――コミュニケーションギャップはなぜ起きるのか? (1/2) - ITmedia エグゼクティブ

 

象の鼻としっぽは

参考記事にも書かれていますが、

元は仏教の説話を題材にしています。

 

 

ちなみに、この本のキーワードが

日々起こっているコミュニケーションギャップの原因のほとんどが、同じ事象を複数の人が別々の部分を見ていることに気づかない、勘違いによって起こっている

ことを明らかにすること。

 

 

まさに冒頭の問いかけに繋がるキーワード。

 

そう!

勘違い合戦の火種は、

頭の中だけでわかったつもりになっているときに勃発するのです!

 

 

つづく……